最期の時間の過ごし方には選択肢があり、どこで、どう過ごしたいのかは、自分で決めることができます。
病院だけでなく、自宅で最期を迎えることもできますし、「暮らし慣れた自宅で療養したけれど、最期は病院や施設のほうが安心だ」という選択肢も、もちろんあります。
一人ひとり、それぞれのベストな逝き方があるはずです。「納得できる最期」のあり方は、一人ひとり違っていいのです。コロナ禍を経て、人と人とのつながり方や死生観について、あらためて考えを巡らせている方も多いかもしれません。実際、病院では面会がほとんどできないため、自宅療養を希望する人が増えています。
本書では、私が終末期の患者さんやご家族に関わり、さまざまな「逝き様=生き様」を目にするなかで見えてきた、「納得できる最期」についてお話ししていきたいと思います。ご自分やご家族がどのような最期を望むのか、残りの人生をどう生きるのか。本書でご紹介するエピソードを、自分らしい生き方、逝き方を考えるきっかけにしていただけたら幸いです。

定価 1,760円
(本体1,600円+税)